斜陽の窓辺

多くの人の目に触れると都合の悪い人生。

さて、何から始めましょうか。

45年間の何の役にも立たない膨大な記憶をここに仕舞っておこうと思っている。


失ってしまったいくつかの記憶も出来るだけ拾い集めてここに並べよう。


そしていつかここにある全ての記憶が消えて無くなるように祈ろう。


あの時、私を救おうと立ち上がってくれた誰かのために。


あの時、私を救ってくれた多くの人のために。


あの時、私の脳の組織を破壊していった人たちへ贈ろう。


私はサバイバー。